定期検診に通わなければ歯の健康は維持できない!?

2020/10/30

下のデータは、日本・アメリカ・スウェーデンにおける80歳時点での平均残存歯数です。スウェーデンの人は80歳になっても25本の歯が残っているのに対し、日本人はわずか8本しか自分の歯が残っていません。それだけ多くの方が、虫歯や歯周病で多くの歯を失っているということです。


これほどまでに差があると、「日本人はもともと歯が弱いのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、そのような事実はありません。では、これだけの差が生まれる原因はどこにあるのでしょうか?

下のデータは、日本・アメリカ・スウェーデンにおける定期検診の受診率です。スウェーデンでは90%、アメリカでは80%もの人が定期検診を受けているのに対し、日本人はわずかに2%。100人に2人しか定期検診を受診していません。

80歳時点での平均残存歯数に大きな差が生まれる理由は、定期検診の受診率の差、もっと言えば、予防意識の違いにあると言わざるを得ません。人間ドックや婦人科検診を受けるのと同様に、ぜひお口の定期検診も習慣にしていただきたいと思います。

NAKANO SAKURA