舌クリーニングで風邪を予防する~今日から始める口腔ケア~

2020/11/29

空気が乾燥する冬は、ウイルスが蔓延しやすくなって風邪が流行する季節です。空気中に飛散している風邪を引き起こすウイルスが、人が息を吸い込む時に鼻やのどに付着して体内に入ることで感染します。

風邪を予防するために、うがいや手洗いを心がけている方も多いと思いますが、口腔ケアの際にも、いつも以上に心がけていただきたいことがあります。それは舌クリーニングです。

舌に舌苔が厚く付いていると、そこに風邪のウイルスが付着して、風邪を引き起こすことがあります。舌クリーニングで舌苔を除去しておけば、ウイルスの侵入を予防する効果が期待できます。歯みがきをする際に、1日に1回はクリーニングを行うとよいでしょう。

ただし、舌の細胞はデリケートなので、力を入れてこすりすぎると舌を傷つける可能性もあります。舌クリーニングを行う時には、専用の舌クリーナーを使用し、歯ブラシと同様に、鉛筆を持つようなペングリップで持つことで、力が入りすぎることなく細かく動かすことできます。

【一般社団法人 日本訪問歯科協会より引用】      豊岡